50.「路線価公表」

~土地の評価の基礎~ <気になる話題 相続税>

 相続や贈与があった時の財産評価は時価が原則です。財産のうち、土地の時価を算定する時に基準とするのが、路線価です。先日、今年の一月一日時点の路線価が発表されました。大阪が上昇率トップ3を独占というニュースを目にした方もおられると思います。

路線価とは文字通り路線(道)につけられた金額です。ある土地の正面にある路線価が10千円とあれば、その土地の1㎡辺りの価額が10千円という意味です。「10千円×土地の面積」で基本的な土地の価額が見積もれます(路線価地区)。

ただ、実際には奥行や間口の狭さ、間口と奥行の比率、路線とどのぐらい接しているか、土地のいびつさ、セットバックの必要性、建てられる建物の容積率や広大地かどうか、等とその地区区分によりいろいろと減額されて評価されます。他人の建物が建っていれば、借地権分が差し引かれますし、自分の建物でも他人に貸していたら貸家建付地として評価が下がります。基本となる路線価は国税庁のHPに掲載されていますので、気になる土地の住所で調べればおおよその価格帯が分かります(http://www.rosenka.nta.go.jp/)。

現実の土地は様々な条件が重なるので、評価する人によって評価額が異なることは珍しくありません。一定の基準はあるのですが、その基準を適用してよいのかどうか、適用するとしても、どの手順で適用すべきかなど、評価する人の判断に任されている面があるのも事実です。一般の人からすると、同じ土地なのだから、しかるべき方法で評価して同じ金額になるはず、と思うのでしょうが現実には違いが出てしまうのです。

ご自身の所有している土地の評価をお知りになりたい方は一度溝端会計事務所にご相談ください。

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