32.「相続税の軽減項目」

~最後に差し引きます~ <気になる話題 相続税>

28.「相続税の計算の流れ」でちらっと書きましたが、相続税には何点か税額控除があります。この控除は各相続人の相続税額が決まった後に差し引きます。

 前回(31.「3年以内の贈与の加算」)で触れました、贈与税額控除(暦年と精算)、(27.「配偶者への相続税」でも書きました、配偶者の税額軽減、の他にも未成年者控除、障害者控除、相次相続控除や外国税額控除があります。

 未成年者控除とは、相続等によって財産を取得した相続人が20歳未満の場合、「60,000円×20歳までの年数」分の控除が受けられます。相続開始時に10歳なら原則として600,000円の控除が受けられることになります。

 障害者控除も同じような控除ですが、障害の度合いによって60,000円か120,000円かの区別があり、原則として85歳に達するまでの年数分の控除を受けられます。例えば、障害手帳で1~2級という思い障害のある方は120,000円×年数という計算になります。

 また、相次相続控除という控除もあります。

これは、今回の相続開始前10年以内に被相続人が相続税を納めていたような場合に、その被相続人から相続等によって財産を取得した相続人の相続税額から一定の金額が控除できるというものです。父→母→子というように、相続が10年以内に二回起こった場合などをイメージしてもらうとよいでしょう。

 外国税額控除はなかなか馴染みがないかもしれませんが読んで字のごとく、相続等によって取得した財産が外国財産の場合で、その外国で相続税に相当する税額が課されていたような場合には、一定額を差し引けるというものです。

 このように相続税にも一定の控除がありますが、配偶者の税額軽減以外はそれほど大きなものではないので、相続財産がいかに少ないかが相続税額に大きく影響することになります。

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