25.「年金から介護保険が控除」

~確定申告しましょう~ <気になる話題 所得税>

公的年金を受給されている方は、1月の中旬になると「公的年金等の源泉徴収票」というハガキが日本年金機構から届きます。

このハガキをよく見ると、源泉徴収税額と介護保険料という記載(金額)が印字されている場合があります。これは去年一年間の年金収入から源泉(天引き)されている源泉所得税と介護保険料がありますよ、ということです。

年金受給者の方は毎年10月前後に、扶養家族が何人いますか?とお尋ねの書類が届いていたはずで、この書類に記載した扶養家族の人数(状況)に従って、次の年度の年金収入から差し引く源泉徴収税額等が決められています。もしここで配偶者控除ができるのに、「扶養なし」と届け出をしてしまっていたら本来よりも高く源泉徴収がされているはず、ということになります。

また、給与所得のある方はその給与所得と年金所得と二つの所得があることになります。給与所得の方は通常、年末調整で会社から源泉徴収票をもらっていることと思いますので、それと先ほどの「公的年金等の源泉徴収票」とを合算して所得税を計算し直すと、源泉(天引き)されていた所得税が還付されることがあります。

この手続きは確定申告で行います。

その際、医療費控除ができそうな人は同時にすることで還付額が増えることになります。ちなみに、医療費控除は、生計を一にしているご家族のうちどなたかに集めることができるので一般的には一番所得が大きい人で控除を受けるのが得ということになります。所得税率が高い可能性があるからです。

ただ、所得の低い人に集めた方がよい場合もあります。医療費控除は「10万円」か「所得の5%」を超えた分のうちでいずれか小さい方の金額を超えた額について適用できるので、所得が200万円以上なら10万円ですが、それ以下なら10万円を割り込んでも医療費控除の対象になるからです。

もっとも、あくまでも「還付」ですので源泉所得税を先に納めていることが前提になります。源泉所得税が0円の人は「還付」はありえないので、注意しましょう。

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