20.「給与所得者の年末調整と確定申告の関係」

~年末調整って?~ <気になる話題 豆知識>

給与所得者と個人事業者の年末調整と確定申告の関係は一般の人はなかなか整理がついていないようです。今回と次回で少し整理したいと思います。

まず、年末調整も確定申告も所得税の話です。所得税は個人の所得に対する税金です。個人に対する概念として法人がありますが、法人の所得税にあたるものが法人税ということになります。

所得税は原則として前年の1月から12月までの所得に対して課税されたものを確定申告という形で翌年の2月16日~3月15日に申告します。

ところが、いわゆるサラリーマンの人は給与所得者として会社からもらう給料から所得税が天引きされています。これが源泉所得税です。給料所得者の代わりに、会社が所得税をまとめて払ってくれています。

ただ、毎月の天引き額は一定の基準で形式的に差し引いているので、所得税法に照らして厳密に計算すると誤差が出たりします。扶養の人数や生命保険料控除などその原因は様々です。

そのような年間の誤差を調整計算するのが年末調整なのです。

よって、給与所得者は年末調整をもって所得税の計算が一応終了することになります。

 

もっとも、さらに控除事由があったり(変更したり)、他の所得(7.「所得の種類」~いろいろあって…~)があったり、そもそも年末調整で完結出来ない場合があったりもします。

そのような場合には給与所得者でも確定申告をすることになり、ひととおり計算されている年末調整の結果が記載された源泉徴収票を元に、プラスマイナスをして計算することになるのです。

年末調整は確定申告の前段階であって、これで税額計算を終える人もいれば確定申告まで進む人もいるというイメージです。

 

次回は、個人事業者と年末調整・確定申告との関係をお話します。

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