6.「青色申告の取消し」

~推計課税~ <気になる話題 豆知識>

個人事業者・法人のいずれにも青色申告の制度があります。この青色申告にはさまざまな特典(お役立ち情報Q6)があるのですが、この青色申告が取り消されるとそれらの特典がなくなり、それまで普通に適用されていたはずの処理ができず税額が増えることがあります。

とりわけ個人事業者の方への適用が多いといわれている推計課税というものがあります。

<推計による更正又は決定>
税務署長は、居住者に係る所得税につき更正又は決定をする場合には、その者の財産若しくは債務の増減の状況、収入若しくは支出の状況又は生産量、販売量その他の取扱量、従業員数その他事業の規模によりその者の各年分の各種所得の金額又は損失の金額を推計して、これをすることができる。(所得税法156条)

青色申告をしている方の帳簿書類に不備があり、課税標準・所得金額等を計算できないような場合にはその方の財産状況等から所得金額を推計して課税される場合があるのです。

つまり、青色申告をしていても不十分な帳簿書類しかなければ「その該当年分以降」の「全て」の青色申告が「取り消され」て、上記のような推計による課税がされてしまいます。

青色申告の特典を前提に事業運営をしてきた個人事業者の方にとっては寝耳に水、かもしれません。思わぬ課税がなされないよう青色申告をする個人事業者の方はしっかりと帳簿の作成・保存をしておきましょう!
(もちろん、法人の方もです!)

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