5. 税務調査入門

~税務調査を知らない方へ(その2)~ <気になる話題 税務調査>

前回は、税務調査で必要以上のことを話さない方がよいと書きました。

例えば社長にとってごくごく普通の内容、真実を話しただけであっても、税法上の問題に関わる“可能性”があればより詳しい説明を求められます。場合によってはまるで違法と決まったかのように、責められているかのように感じてしまう場合もあるようです。

ですが、そこで急にガンガン反論すると逆に墓穴を掘ってしまいかねません。冷静に対応することが肝要です。そもそもグレーゾーンの話なら、最終的に課税されるか否かは最後まで分からないのですから、ちょっとしたことで熱くなるのは得策ではないのです。

調査も終盤になると“まとめ”が入ります。
税務署として問題だと考えていることを指摘され、場合によっては追加で必要な資料を要求されることもあります。大きな問題がなければ今後の改善指導のみで終了することもあります。

あとはその指摘事項に対する反論を考え、社長とご相談して最終的にどう落ち着かせるかを決定することになります。何らかの計上漏れや処理のミスがあれば、修正申告を(自ら)しようかという話になりますし、納得できない指摘であれば税務署と再度話し合うことになります。

また、いずれの決着をみた場合でも、調査で指摘された事項はその後の処理を改めておかねばなりません。次回調査があった場合に、その辺りが改善されているかはチェックされますので。

…蛇足ですが、よく
「○○は税務署から何にも指摘受けなかった(と聞いた)よ」
→「○○は(経費に)落としても大丈夫らしいですね」
などという話を耳にします。

税務調査があっても調査官が見落とすこともありますし、あえてその問題を指摘せず他のより大きい問題に絞って調査された結果何事もなかったかのように指摘なく終わっただけであって、決してその処理が認められている訳ではないということがよくあります。

この辺りは十分な認識をもっておいていただきたいと思います。

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