39.「1円の意味」

~比較対象で意味が変わる~ <勝手な感想 よくある話>

20万円のコートを買うためレジで並んでいるときに、明日から19万7,000円になるという会話が耳に入った時、買うのを止めますか?それともそのまま買いますか? 3,500円の台所用品を買うためにレジで並んでいるときに、自転車で15分ぐらいのスーパーで同じものが500円の均一セールになっていると聞いた時、買うのを止めてそちらに向かいますか?それともそのまま買いますか?

この実験での多くの人は、前者はそのまま買い、後者は別のスーパーに向かうという選択をするそうです。

どちらも得する金額は3,000円なのに。

つまり、人は金額が大きくなるとその1円の価値(印象)を低くとらえてしまう傾向があるようです。皆さんも同じようなことを感じたことがあるのではないでしょうか。家や車を買う時のオプション的な物は、それ単体では金額が高くても本体の価格が大きいがために何となくその(金額の)高さが薄められ、抵抗感が弱まり、比較的簡単に一緒に購入してしまうというのはよくあることです。

言い換えれば同じ金額のもの(サービス)でも、他の高い金額のもの(サービス)と一緒にすることで買い手から見た意味(買い手の感じる印象)を変えてしまうことができるということになります。

この人の感じ方(傾向)を知っていれば、商売に生かせそうではないですか。自社の商品を売る場面はもちろん、経費の支払いの場面でもこの傾向をよく頭にいれておくことで、より的確に判断できるのではないかと思うのです。

関連ブログ記事