34.「相続税の調査実績公表」

~平成24事務年度~ <勝手な感想 相続税>

国税庁から平成24事務年度の相続税の調査実績の発表がありました。

まず、調査件数は前事務年度比で88%と減少し、申告漏れ等の件数も89%と減少しているようです。

気になる申告漏れ財産の状況ですが、現金・預貯金が37.2%、土地が16.9%、有価証券が13.0%でした。やはり従来通り現金・預貯金と有価証券で50%超という高い結果でした。故意か否かに関わらず、現金・預貯金は漏れやすいものということが毎年の数字から分かります。

相続税では海外資産がらみが注目されています。国外資産も相続税の対象になりうるのです。海外に土地をもっている、というようなことは一般には少ないかもしれません。ですが、海外銘柄の金融資産をもっている方は少なくありません。外貨建て預金を保有している方も多いでしょう。

税務署も海外資産については目を光らせていますから、何となく「(海外資産も対象になるとは)知らなかった」ことにして申告しないでいると、すぐ見つかるでしょう。日本に居住していれば、居住無制限納税義務者として海外資産も含めた全財産課税となります。もちろん、贈与も同じです。外国銘柄の金融資産を贈与すれば贈与税対象になるのです。

注意しましょう。

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