32.「次の一手」

~数字の裏付け~ <勝手な感想 感想>

「数字を共通言語にして会話できない店長は正直いらないです」「(お客様からクレームがありました。ホールの人不足です)という "感覚" で報告された場合、即口上をやり直させます。」

某雑誌に掲載されていた飲食店の社長のコトバです。

会計・経理処理はその会社の実態を表しているべきものです。決算書は税金の計算の元になるものですが、税金計算だけのものではありません。せっかく処理した自社の内容が表れている決算書ですから、明日の一手の根拠として活用すべきです。

では何から手をつければよいでしょうか。。。

社長が一番気になる数字からチェックすればよいと思います。たいていは売上げや利益(営業利益・経常利益等)でしょう。

溝端会計事務所の顧問先様であれば、毎月訪問する担当者に疑問点や悩み・迷いを尋ねていただければOKです。尋ねてみることでご自身の考えが整理されたり、次やってみよう!と思うアイデアが湧いてきたりするものです。会計・経理処理は現在の状況をきちっと反映しているものであるべきであり、だからこそその数字が次の一手を導く羅針盤になりうるのです。

冒頭の社長は「ランチタイムのみ一人増員したいのですが、これによって人件費率が 〇%上がります。ですが、1時間当たりのお客様の回転率が 〇%上がるはずなので、結果として利益増加につながります。」というような数字を根拠にした提案を求めているのです。これは社長が自社の次の一手を考えるときと同じ思考です。感覚だけではなく、裏付けになる数字を根拠にするということです。

難しそうに聞こえますが、そんなことはありません。会計・経理の数字というものは具体的な自社の活動が数字になっただけのものですから、活動内容を数字に置き換えて把握することで、根拠ある次の一手を打てるようになります。

まずは試算表の数字、決算書の数字を説明できるか、一度トライしてみましょう。

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