26.「収益性の評価など」

~財務分析って難しい?~ <勝手な感想 豆知識>

収益性を見るための財務分析指標はいくつかあります。

収益の話の場合、まずはPLの数字を使った指標があります。有名なのは「利益率」でしょう。

売上高に対する粗利を表す「売上高粗利率」、売上高に対する営業利益を表す「売上高営業利益率」、売上高に対する経常利益を表す「売上高経常利益率」など、いろいろな利益率があります。

サービス業やネット企業のように、売上原価のかからない事業なら「売上高粗利率」は高くなる傾向にあります。営業利益は本業の利益ですから「売上高営業利益率」は本業の収益性を見ることができます。経常利益は本業に加えて利息関係を考慮した利益なので、借入金の大きい会社の場合はこの「売上高経常利益率」が低くなる傾向にあります。

以上の指標は全て売上高を分母にしています。この考えを応用すれば、例えば「交際費÷売上高」の計算で売上高に占める交際費の割合を把握できます。この数字を毎月比較するなり、毎期比較するなりすることで業績内容の分析ができます。

「売上高経常利益率」などを何らかの全国指標と比べるのも大切ですが、中小企業の場合、その会社の事情を考慮した過去と現在の分析の方が重要な気がします。例えば粗利一つとっても、大きく外注費がかかってしまう仕事と全く外注費がかからない仕事とは個別の粗利が違います。合計で100万円の売上でも、どちらのタイプの仕事の割合が多いのかによって粗利率が変わってくるというわけです。こういった場合、その中身を考慮せずしての分析では正確さを欠くことになってしまうのです。

また、そもそも分析指標は会社の将来の行動に生かしたいという目的があって初めて意味があるので、社長が自社のどの辺りの数字を知りたいのかをはっきりさせることが第一です。

知りたい内容が決まったら溝端会計事務所にご相談ください。もし、その内容に迷いがあるならご一緒に検討しましょう。お客様の状況を踏まえたベストな指標を設定します。

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