16.「医療費控除対象」

~この時期から意識して~ <勝手な感想 豆知識>

今年の確定申告も終了という時期ですが、医療費控除の対象について書いてみます。

まず、医療費控除で所得税の還付を受けられるのは、所得税をすでに納めている人だけです。医療費控除という所得税の控除項目を使って所得税の計算をやり直した結果、当初の所得税額から医療費控除に対応する所得税(源泉所得税)額が還付されるという関係だからです。

医療費控除は思ったほどの減税にはならないものの、簡単な手続きで還付してもらえるので給与所得のみの方(サラリーマンの方)や年金所得のみの方(源泉所得税を引かれてもらっている方)は知っていて損はない制度でしょう。

医療費控除をするには何より領収書が必要です。治療にかかった医療費であることがポイントです。健康によいからといって、サプリメントを購入しても医療費控除の対象にはなりません。また、「治療」がポイントなので、人間ドックの費用や、インフルエンザの予防接種代も対象外です。ただ、人間ドックなどの健康診断の結果、重大な疾病が発見され引き続き治療に入ったような場合には、治療に先だって行われる診察と同様として控除対象になります。

歯列矯正はどうでしょうか?

これも先の「治療」という点がポイントです。発育段階にある子供の成長を阻害しないために行われる歯列矯正で社会通念上必要と認められるようなものは控除対象になりますが、単に容ぼうを美化するためにする歯列矯正は対象外です。

病院に通うバス代や電車代はどうでしょうか?

これは控除対象になります。医療費控除の対象となる通院費は、医師等による診療等を受けるために直接必要なもので、かつ、通常必要なものであることが要件となっています。バス代や電車代はOKということです。しかしながら、自家用車で通院する場合のガソリン代や駐車場の料金はその要件にあてはまらないということで、対象外となっています。

では、タクシー料金はどうでしょうか?

これも、治療に必要といえるようなものであれば控除対象になります。近くに電車やバスなどの交通機関がなく、あるいは、病状から急を要するような場合に利用するタクシーなどであれば控除対象になります。

最近増えてきたクレジットカード払いの病院代はどうでしょうか。12月にカード払いをして1月に引き落としがあるような場合です。

この場合には12月の医療費控除の対象となることとされています。カードを使って立て替え払いをてもらったと考えるようです。

最後に、薬局で購入した風邪薬はどうでしょうか?

これもOKです。病院で処方してもらった医薬品でないとダメだと思われている方もいますが風邪薬も治療薬なので控除対象です。

なかなか、医療費控除一つとってもいろいろとありますね。病院にかった時の領収書はもちろん、薬局で医薬品を購入した時の領収書や通院の時のバス代・電車代のメモなどもしっかりためておきましょう。

(ちなみに、還付申告は確定申告期限を過ぎていてもできます。。)

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