15.「スーツ代」

~特定支出控除と個人事業者のスーツ代~ <勝手な感想 感想>

今日の話は、全くの個人的な疑問です。

スーツ代を経費として落とせるか?という問題です。

個人事業者の方が事業で着用するスーツを購入しても、原則として経費に認められません。ネームが入ったようなものなら可能性があるようです。理由としてはプライベートでも着用できるから、ということが言われますが、この理由は変だと思います。車などはスーツよりずっと金額の大きいもので、しかもプライベートでも十分使用可能なのに、その事業使用割合で経費に入ることから考えると、(プライベートで使えるからというのは)理由にならないと思うのです。

結局、事業で使っていることの証明が難しいということなのでしょう。

ところが、ん?という改正がありました。

給与所得者の「特定支出控除」の範囲の見直しです。

いわゆるサラリーマン(給与所得者)はその経費が概算で「給与所得控除」という形で控除されていると言われ、その控除額を超える経費的な支出があれば「特定支出控除」として所得控除が認められていました。ご想像の通り、実際にはほとんど認められない制度です。

この控除範囲がH25年分から見直され、一定の要件のもと勤務場所での着用が必要とされる衣類購入費用も「特定支出控除」として控除が可能になったのです。

以前は、給与所得者の衣類購入費は概算控除である「給与所得控除」額に含まれていると説明されてきましたが、ここにきてその控除額(の1/2)を超えるような費用は所得控除ができるとされた訳です。

その根本的な考え方に、収入を得るためにかかった費用といえるものは控除してよいということがあるのだとすると、概算控除が全く認められていない個人事業者の方の被服費が、1円も経費に入れられないというのはおかしいのではないかと思うのです。少なくとも、給与所得者と同じだけの控除を認めてもよいのではと思うのですが。。。

とはいうものの、、、この辺りは実際に争ってみない限りなかなか認めてもらうのは難しいところでしょうね。

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