1. 「会計処理と税務申告での調整」

~税務会計?~ <勝手な感想 豆知識>

<○○な話(法人)>1~2では会計処理の集大成である決算書の利益をもとに、税法上のプラス(加算)マイナス(減算)をして課税所得を出し、それに税率をかけて税金(納税額)を出すという話を書きました。

ここで意識しておくとよいのは、会計と税務(申告)が(一応)別モノということです。

ここで比較的小規模な会社さんを念頭に大胆に考えてみます。

会計上(決算書上)の営業利益・経常利益・当期純利益(最終利益)について関心を抱くのは、社長と外部の方(金融機関や場合によっては取引先の方)であり、税務(申告)に関心を抱くのは社長であるととらえることができます。

つまり、社長は決算書も税務(申告)もどちらにも大いに関心があるのに対し、外部の利害関係者はまず決算書に関心があるという点が異なります。

税務(申告)を見据えて会計処理をするのも一つの方針ですが、本来あるべき決算を目指して会計処理をし決算書を作ることが、本来求められるべき姿だろうと思います。

ご存じのとおり、決算書は会社の財政状態・経営成績を表す財務諸表であって、その基となる会計基準は“適正な期間損益計算”を目的として定められています。当期の正しい収益は?正しい費用は?という視点です。会社は資本金を元手にして、資金を投下し、運用して、回収し、また再投下(再投資)するというサイクルをいかに(効率よく)行っているかが分かるような資料が決算書なのです。

これに対し、税法は“課税の公平”を目的として定められています。その収益は課税すべきものか、その費用は課税対象から除くべき費用ではないか?そのような視点から各税法が規定されています。

つまり、会計の目的と税法の目的は違うのです。

その辺りを意識されておくと、会計・税務をめぐる様々な制度の理解の助けになると思います。

関連ブログ記事