29.「保険で思うこと」

~逆の思考志向~ <○○な話(法人) 企業防衛>

生命保険加入について、いつも思うことがあります。たいていの方は、逆の思考になっている気がするのです。

生命保険は生命・身体に不調が生じたときに一番効果がでるものなので、その傾向がないと加入しようという気にならないのは分かります。ずっと健康で過ごされてきた方なら、一定の年齢になって健康が心配になり、また健康診断の結果をみて「そろそろ加入を」と考え始めるというパターンはよくあります。

ですが、そういった個別の事情は別として、一般的には年齢の若いときに加入し、歳をとるにつれて保障(保険料)を減らすことを考えるのがよいのでは、と思っています。若いときは貯蓄・収入が少なく、今後の生活費の金額累計も高いので保険料の安い時期に加入するのは合理的です。健康状態が悪くないことが多く、加入しやすいこともメリットです。

ただ、収入に占める保険料の割合が高いと負担感が増し、自分が健康だと無駄に感じてしまいます。また保険料が安いということは、そもそも保険事故の割合が低いということなので、確率論から言うと保険事故が発生しない可能性が高いともいえます。

ただ、確率論からの思考はそうだとしても、一定割合で保険事故が発生する以上、実際に自身の保険事故が生じたときのインパクトを考えると若いうちに一定金額の生命保険に加入する必要性は低くないと思うのです。

もちろん、前提として必要保険金額の算定は大切です。貯蓄と公的な保険で賄える金額を計算し、現実に今保険事故が起こったら生活がどうなるのかと想像してみる必要があります。ご結婚の有無やお子様の有無を含めたライフプランの設計というものです。

このような話は法人の役員さんが加入する企業防衛(保険)でも同様です。どうも、若いうちは加入する必要がないかのように感じてしまう方もいらっしゃいますが、法人の場合は従業員様や仕入れ先様等、影響が大きくなりがちです。生身の体と同様に会社の業績も悪くなることがあるので、保険を使った企業防衛の必要性は高いといえます。法人にとって必要な保障額をきちっと算定して、何かあったときのカバーをしておくことは企業経営にとって必須事項です。

また、リスクカバーがきちっとしている保険に加入していることは、金融機関からの借り入れの際の説得材料になります。貸す方からすると、中小企業で非常に大きな役割を果たす社長に万が一があったときに、返済がどうなるのかは一大関心事であるので、保険加入が決算書の数字を補ってくれるという役割を果たすのです。何事もないときに、リスクカバーをしておく!のが基本です。

溝端会計事務所は個人の方のライフプランをふまえた保険のご加入、法人の企業防衛としての必要保障額の算定のご案内もさせていただいています。

関連ブログ記事