17.「甲欄?乙欄?丙欄?」

~源泉所得税の控除金額~ <○○な話(法人) 所得税>

普段、従業員さんの給料から差し引く源泉所得税の金額は「源泉徴収税額表」に基づいて差し引かれていると思います。この税額表、甲欄・乙欄・丙欄という区分があります。

今回は普段の給料を支払う際の区別について書いてみたいと思います。

まず、毎月ごとに支払う給与の場合は月額表を使い、毎日ごとに支払う給与の場合は日額表を使います。たとえ、時給や日給を基準に給与計算をする方でも、月ごとにまとめて支払われる時は月額表を使います。正社員だから、パートだからといった区分ではない、ということがポイントです。

次に、月額表・日額表の中の区分ですが、マルフ(扶養控除等申告書)が提出されていれば甲欄を使い、その提出がなければ乙欄を使います。これに対して2ヶ月以内の雇用予定の方については丙欄を使うことになります(日額表だけです)。二ヶ所以上で給料をもらっている人はどこか一ヶ所にマルフを提出し、その提出先で甲欄計算をし、それ以外の勤務先では乙欄(もしくは丙欄)での計算になります(年末調整はマルフを提出している勤務先ですることになっています)。

月給なら甲欄か乙欄、日給なら甲欄か乙欄か丙欄、といったパターンになります。

さて時々、期間雇用の方の源泉徴収についてご質問をうけることがあります。

例えば繁忙期の3ヶ月間だけバイトさんを(期間)雇用するような場合、どうなるでしょうか?

……この場合、2ヶ月以内の雇用予定でないので甲欄か乙欄で計算することになります。マルフを提出してもらえば税額の低い甲欄で計算できるので、できるだけマルフをもらってもらいたいところです。

(*新規採用時にはマルフの用紙を渡して、住所・氏名・生年月日等を記入してもらうようにしましょう!)

このように、普段の給料計算の時には甲欄~丙欄のいずれかの金額で源泉所得税を差し引いて支払い、マルフ提出先で年末調整をうけ、複数の勤務先から給与をもらっている方はそれらをまとめて確定申告をすることになります。

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